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2009年7月4日 三陸新報より

外国人の味覚にピッタリ あぶりさんま
農水省お墨付き 輸出有望加工品選定

 農林水産省が初めて実施した「世界が認める輸出有望加工食品四十選」のうち、加工食品部門(二十点)に、気仙沼市の阿部長商店(阿部泰浩社長)の「あぶりさんま」が選ばれた。外国人の味覚にも合う商品として評価を獲得。今後同省の輸出促進イベントへの参加機会も増え、海外販路拡大につながりそうだ。
 海外への輸出拡大などを目的に、加工食品のほか、「菓子」(五点)「清涼飲料水」(同)「調味料」(十点)の計四部門で募集。①賞味期限が四カ月以上②国内で最終加工された製品③商品化されていること-を条件に、計二百五十三点の中から、駐日外国大使館員、貿易、メディア関係者ら百三十四人が四十点を選定した。
 加工食品百四点の中から選ばれた「あぶりさんま」は、第四十二回農林水産祭(平成十五年)で水産部門天皇杯を受賞した同社の人気商品。気仙沼港水揚げのサンマを甘酢に漬け込み、皮面をあぶった一品で、すし種や酢の物の素材としても喜ばれている。すでに米国にも出回っているという。
 同社の阿部社長は「これまでも中国、米国、ロシアの展示会で手応えを感じていたが、世界に通じる商材としてあらためて自信になった。これをきっかけに輸出促進を力強く進めていきたい」と話している。
 同省では今後、選定業者に対し、国内外で行う商談会の案内を積極的に通知するほか、海外の日本大使館から要望があった場合には、提供依頼も行う。