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2013年3月6日 水産経済新聞

阿部長商店、気仙沼食品の工場 15日に起工式 来年春稼動へ
流通・加工・冷蔵を集約

阿部長商店(阿部泰浩社長)が建設することになった同社気仙沼食品の起工式が3月15日午前10時から、建設場所の気仙沼市潮見町18で行われる。水産食品工場・冷蔵・事務所棟を集約した工場で、工事はフジタ東北支店、ヤマダ技研、藤田鉄工所などが担当して行われ、新工場は平成26年春の稼動を目指す。敷地面積1万9186平方メートルに、地上4階建て延べ床面積1万6352平方メートルの生鮮水産物出荷、水産食品製造、冷凍・冷蔵保管施設および事務所を1か所に集約して建設し、気仙沼に点在して東日本大震災で失った同社機能を復活させるのが目的。


2013年3月16日 河北新報

水産加工施設を集約 阿部長商店「気仙沼食品」起工

 水産加工の阿部長商店(気仙沼市)は、東日本大震災で被災した気仙沼市内の工場や冷蔵施設を集約した新施設「気仙沼食品」を建設することになり15日、同市潮見町の現地で起工式をした。同市が市内2地区で形成を進める水産加工場集積地の中核となる。
 旧中央公民館跡地約1.9ヘクタールを市から取得。国の事業を導入して行った約2メートルの盛り土工事が終わり、震災から2年で着工にこぎ着けた。
 建物は鉄骨一部4階、延べ床面積は1万6300平方メートルで、同市内の水産加工場では最大規模となる。工場、冷蔵庫、事務所の各棟を複合した施設で免震構造を採用。周辺の就業者らの避難所にもなる。サンマ、カツオ、カジキ、サメなど地元で水揚げされる魚の生鮮出荷、冷凍食品の加工製造、販売などを手掛ける。
 建設費は約40億円。完成は2014年2月末。同3月の操業開始を目指す。従業員は新採用も含め約100人の予定。
 阿部泰浩社長は「新工場は生鮮出荷から高次加工までを一つの拠点で完結する。効率生産を進め地域の水産振興にも貢献できる」と述べた。


2013年3月16日 三陸新報

完成と着工相次ぐ 気仙沼港加工2社 機能集約で大規模化

 気仙沼港で水産加工場の大規模施設の完成と着工が相次いでいる。
(中略)同港最大手の阿部長商店(阿部泰浩社長)は、南気仙沼地区の漁港拡大区域に新工場の建設に着手。来年2月の完成を目指す。大手の新施設の整備は雇用面でも大きな力になりそうだ。
(中略)
 工場や冷蔵庫など市内で6施設を失った阿部長商店は、中央公民館跡地で拠点施設の着工にこぎつけた。
 1万9千平方メートルの敷地に、これまで市内に点在していた加工や冷凍・冷蔵能力を集約。「生鮮から加工まで」を1ヵ所で行うことで、作業効率化や鮮度維持などのメリットを見込む。また、水産加工業組合を組織し、組合で共同排水処理施設を整備するなどしてコストダウンを図る。
 阿部社長は「復興の拠点施設である気仙沼工場の再建はわれわれの悲願だった。新工場では100人の雇用を考えており、そのうち70人を新規雇用する。国内外に通用する商品開発に努め、気仙沼の復興に貢献していきたい」と意気込む。