東日本大震災から11年が経ちました
今年も3月11日を迎え、改めて東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。
当社は、これまで、多くの皆様から多大なるご支援と励ましをいただきながら復旧・復興の推進に全員・全力で取り組んでまいりました。
おかげさまで、生産活動に係る施設設備の再生を完了し、これからの課題を解決するべく第二創生となる半世紀を歩み始めました。
自然災害の脅威を知るものとして、もしもの時に自身や大切な人を守るための知識と心の「備え」の重要さを、事業を通して一人でも多くの方にお伝えすることが責務です。
先日、東日本大震災の遺構として、創業者の自宅である旧阿部家住宅(気仙沼市内の脇)の保存工事が完了しました。
この「命のらせん階段」に訪れてくださった皆様に、語り部活動や防災研修を通して、災害時の備えの大切さを知っていただき、共助などの精神を次世代に伝えられるよう、これからも伝承活動を続けてまいります。
戦争と政情不安、難民危機、貧困の深刻化、気候変動や新型コロナウィルス等の感染症の蔓延など、これまで経験したことのないほどの脅威・課題に直面しており、この時をどう行動すべきかが日々問われています。
一人ひとりができることを確実に進めていくことで、繋がりが生まれ、それが大きな力となり、自由で豊かで安定した「持続可能な国際社会の実現」に向かっていけるのではないでしょうか。
繋がりが生む強さを、実感してきた11年、これからもこの繋がりの輪を広めていきたいと思います。