「防災の日」震災遺構「命のらせん階段」から備災・減災を学ぶ
9月1日の「防災の日」、当社創業者自宅で東日本大震災の震災遺構である「命のらせん階段」で社員向けの防災研修を行いました。サンマリン気仙沼ホテル観洋、気仙沼プラザホテルの従業員約20人が参加。
震災時は、地域住民ら約30人が、らせん階段に避難したことで全員が一命をとりとめました。
阿部隆二郎副社長は「『防災の日』に、改めて防災・減災の意識を高めて欲しい。この命のらせん階段は、民間の伝承施設として、その大切さを今後も発信していきたい。」と話しました。参加した社員は、防災への思いを胸に、語り継ぐ者としての想いも深くなりました。
同遺構は、気仙沼市の復興市民広場の整備にともない、北東に約85メートル建物を解体せずに持ち上げる「曳屋工事」で今年6月に移設完了しました。また、住宅の保存工事も進めており、年内にも完了する予定です。
現在整備されている復興市民広場が完成した後、一般公開ができるようになりましたら、民間の震災遺構として多くの方に訪れていただき、震災の教訓を後世に伝え「備災・減災」につながるきっかけとなることを願います。