\新年のご挨拶を申し上げます/
【 謹 賀 新 年 】
良き新年をお迎えのことと 謹んでお喜び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年の干支は「壬寅」でした。
「壬」は、妊に通じ、陽気を下に姙む、「寅」は、螾(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずること。つまり、厳しい冬を越えて、内に蓄えた陽気で生命が芽吹き始め、新しい成長の礎となることを表しています。
コロナ禍の終焉が見えない中、コロナ前の日常が戻ってくることを願いつつ、新たな「ネクスト・ノーマル」を模索しながら過ごした日々でした。
そして迎える今年は、飛躍の年「癸卯(みずのとう)」
「癸」は一つの物事が収まり次へと移行する
「卯」のうさぎは「茂」に通じ、増える・広がるの意
それ以前とは区切りをつけて、芽を出した植物が茎や葉を広げるように、大きく成長していくことを表しています。また、うさぎは跳びはねることから、飛躍の象徴になります。
コロナパンデミックの克服に向けて人流の抑制を意識した新しい生活様式に伴い、個人ニーズが変化したことで働き方の変化が求められ、DXやワークシフトが進むことにより生まれる社会の分断。一方、従来型の組織的な人々の関わり方から、社会にとって持続的に価値のあるものに向かって、個々によるあらゆる関係性を持ったつながりが形成され、広がりを見せることでイノベーションを実現していく未来への可能性。
いずれも共存する社会的な危機と緊張の中で、これまで育み蓄えてきた力を発揮し、迎える変化を乗り越え、ポジティブに強く大きく飛躍できる年になることが期待されます。
当社の拠点である気仙沼市が掲げる「海業」振興の構想。海業とは、水産業と観光業など異なる産業が連携を強めることで、港の新たな活用と地域の活性化につなげる取り組みです。当社も積極的に参加し、従来のつながりを超えた多様な連携による新たな活動を通して、海資源の価値向上と持続可能な利用の実現に向けて努力してまいります。
皆様にとって、健やかで、幸多き年となりますように。